2019-2020シーズンのイースタンカンファレンスファイナルのマイアミ・ヒート対ボストン・セルティックスの決戦が遂に決しました。
カンファレンス5位だったマイアミ・ヒートですが、プレーオフ初戦では4位のペイサーズを、カンファレンスセミファイナルではレギュラーシーズン最高勝率の1位バックスを、そしてカンファレンスファイナルでは3位セルティックスと上位チームを全てなぎ倒してきました。
レギュラーシーズンから今シーズンのヒートは若手とベテランのケミストリーが良く出来ていて、ここ最近とは違う!!とは評判でした。トレードでは優勝経験豊富なアンドレイ・イグダラを獲得して本当に優勝を狙う状態になったところでコロナで中断となってしまっていました。
プレーオフでは得意の堅守とバランスの取れたオフェンスで上位陣相手に勝利を掴んでいきました。バックスを倒したのは正直ビックリしました。
セルティックスも三銃士のケンバ・テイタム・ブラウンだけでなく、オールディフェンスファーストチームに2年連続で選ばれているスマートやビッグマンのタイスやヘイワードと誰が出ていても強いメンバーで、こちらも堅守とバランスの良いオフェンスが特徴のチームでした。
ヒートの得意の2-3ゾーンも第5戦でほぼ完璧に破ることに成功していたので、セルティックスが逆転で抜けるかもしれないと思ったのですが、結果はヒートが振り切った形になりました。
バランスの良いオフェンス
ヒートの特徴は一人で毎試合30点を取るようなハーデンやヤニスみたいな選手はいません。しかし、10点以上を4人以上取るようなバランスの良い的を絞れないオフェンスが特徴です。第3戦ではヒーローが37点あげたかと思ったら、第5戦ではアデバヨが32点取ってます。クラッチタイムで強いバトラーもいます。ボールハンドラーでベテランのドラギッチにシューターのロビンソンもいます。どの試合で誰が活躍するか分からないので、そう言った楽しみもありますね。
Adebayo lifts Miami to Finals! 💪@Bam1of1‘s playoff career-high 32 PTS, 14 REB help the @MiamiHEAT win Game 6 and advance to the #NBAFinals presented by YouTube TV!
MIA/LAL Game 1: Wednesday at 9pm/et on ABC pic.twitter.com/PjHNHdFDXQ
— NBA (@NBA) September 28, 2020
伝家の宝刀2-3ゾーンをどうするか
ヒートの特徴といったらやはり2-3のゾーンディフェンスではないでしょうか。ヒートの変則的なゾーンで相手のターンオーバーを狙うのが作戦なのですが、セルティックス戦で完璧に破られています。ゾーン崩しにビッグマンがキーになっていましたが、レイカーズには優秀なスクリーナーになれるビッグマンが多いです。当然リサーチはされているでしょうからいかに修正するかがポイントになりそうです。単純にマンツーマンディフェンスでもアデバヨ、バトラー、クラウダー、イグダラである程度レブロンとアンソニーデイビスは抑えれるかと思いますが、勝負所でのゾーンはこのシリーズで勝つためには必須となると思います。
クラッチタイムに無類の強さのヒート
プレーオフ始まってから、ヒートはクラッチタイムで無類の強さを誇っています。元々バトラーはクラッチライム大好物なメンタルでしたが、バトラーのメンタルにチームメイト全てが引き上げられている印象です。残り2分で接戦だとヒートが強いかもしれません。チームのまとまりはプレーオフ全チーム1だと思いますし、ヒーローが会見で話していた「俺はバトラーの為にプレーしている。彼は最高のリーダーだ」というコメントに感動しました。バトラーも他の選手を心から信頼している様ですし、この信頼した仲間とのケミストリーがクラッチなヒートを作り出しているかもしれません。ただ相手はレブロンジェームス率いるレイカーズ。今までの様に簡単にはいかないのは予想できます。そこの戦いもとても楽しみですね。
🔥 Most playoff PTS ever by a Heat rookie. 🔥@raf_tyler scores 37.. a win Fri. (8:30pm/et on ESPN) can put the @MiamiHEAT in the NBA Finals! pic.twitter.com/gB9dPk6U8H
— NBA (@NBA) September 24, 2020
まとめ
まさかの大波乱で東は5位のヒートが上がってきましたが、試合内容を見ていると決して『格下がたまたま勝ってきた』という内容ではありません。今の勢いとケミストリーを持ってすれば優勝の可能性は十分あると思います。
今年のNBAはとても変則的なので、プレーオフも接戦が多く波乱ばかりでしたが、もう残り最大で7試合になってしまいました。
『コービーの亡くなった年』『レブロン古巣対決』『史上初のカンファレンス5位からのファイナル』と間違いなく記憶に残るファイナルを皆さんも一緒に楽しみましょう!!
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