2019-2020シーズンのウエスタンカンファレンスファイナルのロサンゼルス・レイカーズ対デンバー・ナゲッツの決戦が遂に決着が付きました。
もちろんレイカーズが圧倒的に優勝候補でしたが、シーディングゲームでの不調ぶりと、他のチームの勢いのお陰でプレーオフでの評価は相対的に低かったんではないでしょうか。
デンバーナゲッツはヨキッチを中心に若手が生き生きプレーしていて、ここへ来てのダブルエースの一人のマレーの覚醒もあり「もしかしてレイカーズを食うかもしれない!?」と戦前では思わせるところはありました。
アンソニーデイビス(以下AD)の支配力
カンファレンスファイナル5試合を通じて、ゴール下を制圧していたといっても良いのでは?得点を量産するのは当然だが、ディフェンス面とても良かった。最強ビッグマン対決でヨキッチを良く守っていたと思います。(ハワードがヨキッチを守ってる時間はミルサップをほぼ何もさせていなかった)
オフェンスの際はファーストチョイスとして得点を量産。ナゲッツのビッグマンからファールを量産してファールトラブルを誘っていました。
第2戦のブザービーターも含めクラッチな仕事をしてナゲッツの心を折る要因にもなりましたし、さすがの活躍をしていました。
気になる点は、リバウンド数が少ないところです。第3戦から3試合連続で前半リバウンド0だったので、そこを改善したいところ。ただハワードが機能しているならオフェンスに重点を置いても良いのかもしれませんが。
🤯🚫 AD REJECTION! 🚫🤯
📺: TNT pic.twitter.com/n36c4RpziQ
— NBA (@NBA) September 27, 2020
サポーティングキャストの充実
スターティング5に入っている内のコードウェルホープ・ダニーグリーン・ドワイトハワードの3人やベンチメンバーのクズマ・モリス・ロンド・カルーソと破壊力抜群のロールメンバーです。ベンチから出てくるメンツで他のチームのスタメンより強い可能性すら感じさせます。
その中で強烈な印象を与えているのが、ロンドです。ボストンセルティックス時代に優勝リングを獲得していることもあり、経験豊富です。バスケIQがとにかく高くレブロンジェームスがベンチに下がっていても試合が崩れないのはロンドのゲームメイクのお陰といって良いでしょう。
昔はシュートを打たない印象でしたが、今では必要な時に的確なシュートで相手の心をえぐっている印象でした。
レブロンとロンドの共存もレギュラーシーズン中はかみ合っていない印象でしたが、プレーオフに入ってからはさえまくっています。ロンドが怪我から復帰したことで、レイカーズの戦力は一段と充実したと言っても良いでしょう。
ハワードの活躍もめざましいです。ロケッツ戦ではほとんど出番はなかったですが、ナゲッツ戦では大活躍。ナゲッツのエースのヨキッチをファールトラブルにさせてナゲッツの戦力を削ぐことにも成功していました。リバウンドも取りまくっていて、ADをオフェンスに集中出来る状態を作っていたのはハワードでした。
二人のベテラン以外にもロールプレーヤー達はそれぞれの役割で活躍していて、層が厚かったです。ファイナルでも活躍してくれるでしょう。
Rondo alley, AD oop in #PhantomCam!
2nd half of Game 5 on TNT pic.twitter.com/D1czncsask
— NBA (@NBA) September 27, 2020
結局はレブロンジェームスが最強
カンファレンスファイナルの第5戦、クラッチタイムで食らいついてくるナゲッツの心を完全に折ったのはレブロンジェームスでした。ファールをもらいながらのバスケットカウントから、一瞬のフリーでの3ポイントシュートと、クラッチタイムでのシュートはほとんど落としていませんでした。結局レブロンがドライブしてきたらファールするしか止める方法がないですし、ディフェンスが距離を少し離すとパスやシュートで得点のチャンスを増やす。35歳のレブロンを止めれる選手は結局数人のトップディフェンダーしかいないんだなと感じさせる支配力でした。ファイナルでも得点が停滞した時間帯などで無双してくるのではないでしょうか。
またファイナルでの経験も桁違いです。キャリア通算10回目のファイナル出場が決定。NBA史上でも4人しかいない快挙のようです。この経験は、レイカーズがファイナルで窮地に陥った時に必ずチームを後押しする要因になるでしょう。
🔥 @KingJames puts the game away with the triple in #PhantomCam! #LakeShow #WholeNewGame pic.twitter.com/j9pjzhkUtb
— NBA (@NBA) September 27, 2020
コービーのマンバジャージーを着たレイカーズは負けられない
今年はレイカーズのレジェンドのコービーブライアント氏がヘリコプター事故で亡くなられた悲しい出来事がありました。
コービーの魂を受け継いだレイカー達は、今年は絶対負けられない気持ちと覚悟で臨んでいます。
コービーのマンバメンタリティを宿したマンバジャージーを着て試合に臨んでいる選手達は一段と勝つ気持ちをあげてファイナルに臨んで来るでしょう。
まとめ
東の勝者はこの記事を書いている時点ではまだ決まっていません。相手がマイアミヒートかボストンセルティックスか分かりませんが、白熱したファイナルになることをNBAファンとして楽しみにしたいと思います!!
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